「探索合成」とは医薬品の研究開発における初期段階のひとつであり、その名前が示す通り、エーザイのオリジナル新薬となる化合物の合成とデザインの研究を行います。潜在的な活性を持っている化合物(シード化合物)から種々の合成展開を行い、活性の高い化合物を生み出すという、クスリの創出において大変重要な役割を担っています。合成グループにより生み出された新規化合物が評価グループにおいて検証・評価され、選択された有望なものが医薬品への第一歩を踏み出すのです。また、探索合成研究員は自ら生み出した有望な化合物の特許の申請も行います。
「探索評価」の仕事とは、まず何十万という化合物(ライブラリー)から新薬候補を絞り込むスクリーニングを行い、合成グループと協力してシード化合物を選別します。そして、そこを出発点に合成展開された新規化合物が、果たして確かな薬効があるのかどうか、安全性の観点も含めて、クスリとしての可能性を評価・検証します。さらに、その結果を合成グループに伝え、次の合成展開の可能性を検討します。評価グループはポテンシャルの高い化合物の探索を効率的に進めるという重大な役割を担うとともに、新しい創薬プロジェクトを提案するための基礎研究も行っています。
ヒトゲノム配列解明によりもたらされたゲノム情報や関連技術を基に、今やポストゲノム研究として、プロテオミクスなど様々なオミックスが注目を集め、安全で有効性が高い医薬品開発が期待されています。エーザイでも、さまざまなバックグラウンドをもつ研究者たちが、プロテオミクス、バイオインフォマティクス、DNAマイクロアレイなど積極的な創薬基盤技術の研究活動を進めています。「ポストゲノム」の時代を迎え創薬の可能性が無限に広がる中、研究の安全性や倫理性・信頼性を確保しつつ、最先端の科学・技術の基盤研究を通してアンメット・メディカル・ニーズへの挑戦を続けています。
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